協働は「仲良くすること」ではない
仕事で
よく使われる言葉に
「協働」があります。
しかし実際には、
- 気を遣いすぎる
- 意見が言えない
- 責任の所在が曖昧
そんな状態を
協働と勘違いしている
ケースも少なくありません。
協働とは、
仲良くすることではありません。
協働が難しく感じられる理由
協働が
うまくいかないとき、
- 相手に合わせすぎる
- 自分の役割が見えない
- どこまで踏み込んでいいか分からない
こうした
距離感の不明確さが
原因になります。
協働に必要なのは、同調ではなく役割
協働において
重要なのは、
- 同じ意見を持つこと
- 波風を立てないこと
ではありません。
役割が分かれていることです。
役割が明確だと、
意見の違いは
衝突ではなく
補完になります。
論語が示す「和」の意味
子曰、君子は和して同ぜず
(論語・子路 第十三)
【現代語訳】
立派な人は調和するが、
むやみに同じにはならない。
論語が語る「和」は、
同調ではありません。
違いを前提にした
協力関係です。
協働がうまくいく人の共通点
協働がうまい人は、
- 自分の守備範囲を知っている
- 相手の専門を侵さない
- 判断を持ち帰らない
という特徴があります。
つまり、
自分の立ち位置が明確です。
協働を壊す行動
無意識に、
協働を壊してしまう
行動もあります。
- 何でも自分で抱える
- 相手の仕事に踏み込みすぎる
- 曖昧なまま進める
これらは、
善意であっても
混乱を生みます。
協働は「期待のすり合わせ」から始まる
協働が始まる前に、
必要なのは、
- 何を任せるのか
- どこまで責任を持つのか
- どの時点で相談するのか
この
期待のすり合わせです。
努力よりも、
設計がものを言います。
論語が語る「立つ」ための条件
子曰、人に信無くんば立たず
(論語・顔淵 第十二)
【現代語訳】
信頼がなければ、
人は立つことができない。
協働とは、
信頼の上に
役割を並べることです。
協働がうまくいくと、仕事は軽くなる
協働が機能すると、
- 判断が速くなる
- 無駄な確認が減る
- 責任が分散される
仕事は、
重くなるどころか
軽くなります。
協働は、能力を足し算しない
協働は、
能力を足し算する行為ではありません。
視点を重ねる行為です。
だからこそ、
違いがあるほど
意味があります。
まとめ:協働とは、違いを前提に立つこと
協働とは、
分かり合うことではありません。
- 違いを認め
- 役割を分け
- 境界を尊重する
論語が示す協働は、
同じになることではなく、
共に立つこと。
その関係が作れたとき、
仕事は
一人で抱えるものでは
なくなります。