「まずは泥臭くやれ」は伝わらない

若手にこう言っていないだろうか。

「若いうちは泥臭くやれ」 「地道な仕事を大事にしろ」

しかし抽象的な精神論は、 ほとんど響かない。

なぜなら、 意味が見えていないからです。


論語の言葉

論語・子張篇にこうあります。

「博学而篤志、切問而近思、仁在其中矣。」

広く学び、 志を篤くし、 切に問い、 身近なことから考える。 そこに仁がある。

ここに泥臭さの本質があります。

遠くの理想より、 近くの現実を丁寧に扱え。


泥臭さを教える三つの方法

① 意味を結びつける

単純作業でも、

・この業務がどこにつながるか
・なぜ重要か
・誰に影響するか

を説明する。

意味が見えると、 地道さは耐えられる。


② 上司がやる

最も強い教育は、 姿勢。

面倒なことを、 上司が先にやる。

若手は言葉より行動を見る。


③ 成果と結びつける

泥臭い積み重ねが、 どう結果に繋がったかを示す。

・クレーム減少
・数字改善
・信頼獲得

因果を見せる。


泥臭さを誤解させない

泥臭さは、

・非効率
・我慢大会
・無意味な残業

ではありません。

目的に向かって、 地道に積むこと。

ここを間違えると、 若手は消耗します。


なぜ若手は泥臭さを嫌うのか

・成果を早く出したい
・評価されたい
・成長を実感したい

これは自然な欲求。

だから否定しない。

その上で伝える。

近道は、 遠回りの積み重ねだと。


まとめ:近くを丁寧に

論語が言う通り、

「切問而近思」

身近なことを、 深く考える。

遠い理想より、 目の前の仕事。

泥臭さは、 才能ではない。

姿勢と意味付けで、 育つ。

若手に教えるべきは、 我慢ではなく、

地道さの価値です。