その仕事、本当に今やるべきか
忙しいはずなのに、
・好きな企画に時間を使う
・得意な作業ばかりやる
・目立つ案件を優先する
やるべきことは後回し。
本人は努力している。
しかし成果が安定しない。
なぜか。
基準が「優先順位」ではなく、 「好き」だからです。
論語の言葉
論語・里仁篇にこうあります。
「君子は義に喩り、小人は利に喩る。」
君子は義を基準にし、 小人は利を基準にする。
ここでの“利”は、 目先の得や快さ。
好き嫌いも、 その一種です。
やるべきことではなく、 やりたいことを選ぶ。
基準が自分にあるか、 全体にあるかの違いです。
なぜ好きに流れるのか
理由は単純です。
好きなことは、
・楽しい
・成果が出やすい
・評価されやすい
一方、優先度の高い仕事は、
・地味
・負荷が重い
・責任が伴う
だから逃げたくなる。
好きで動く人の限界
好きなことだけやる人は、
・穴を埋めない
・全体を見ない
・責任を引き受けない
結果、周囲が調整役になる。
信用は、 努力量ではなく、 責任の取り方で決まります。
義とは何か
義とは、 正しさよりも 「今なすべきこと」。
自分の感情ではなく、 状況に従う。
好き嫌いを超えて、 役割を果たす。
これが君子の基準です。
強い人の判断基準
強い人はこう考えます。
・「今一番影響が大きいのは何か」
・「自分がやるべきことは何か」
・「誰もやらないなら自分がやる」
やりたいかどうかは、 二の次。
まず義。
まとめ:基準は自分か、全体か
好きで動くこと自体は悪くない。
しかし、
優先順位を無視した好きは、 信頼を削る。
論語が示すのは、
感情ではなく、 役割を基準にせよということ。
君子は義に喩る。
基準を自分の快・不快に置かない。
そこに、 信頼の差が生まれます。